こんにちは!とあるパパです。
私は、これまで普通のサラリーマンとして働いてきました。
いつも帰りは遅く、帰宅後はご飯を食べて寝るだけの生活で、日頃から仕事に追われる人生で幸せなのかなとぼんやり思っていました。
そんな中、2023年春に第一子が誕生し、それを機に1年間の育休を取得することを決意しました!
(2024年3月現在、育休取得中)
- 男性で育休取っている人ほとんどいないけど大丈夫かな?
- 職場の人からどう思われるかな?
- 育休期間中の収入はどうなるのかな?
など、不安はありましたが、結論としては、育休を取って本当によかったです!
ただし、デメリットもあります。 そんな育休取得について、私の体験を書いていこうと思います。
1.育休を取得しようと思った理由
子供ができる2年前ぐらいになりますが、将来子供ができたら、子供の成長を見たいなとぼんやり思っていました。それがきっかけで、自分は何を望んでいるのか素直に考えてみました。
- 仕事に追われる日々に疲労を感じている
- これまでコツコツ仕事は頑張ってきた
- 子供ができたら子供の成長を傍で見たい
当時、私は忙しい部署に所属しており、体調を崩し休職する人や仕事をサボりがちな人もいました。
私はその部署での在籍も長く、幅広く業務も経験していたため、そのシワ寄せが来ていました。
このままだと子供ができても仕事に追われるなと感じたため、年に3回ある上司との面談の際、「もし将来子供ができたら育休を取得したいです」と伝えました。
その時は「わかった」と言っていただけましたが、後日「業務が回らなくなるため、育休取得は諦めてほしい」と言われました。そのとき何とも言えない悔しい気持ちになり、業務の引継ぎなど考え、具体的に伝えてもダメでした。
私の会社では、これまで男性で育休を取得した人は数人で、上司も不安だったと思うのですが、担当外の業務をお願いされても快く引き受けていたので、一方的に拒否されたことにショックを受けました。

えーーーーー!
それと同時にいくら仕事を頑張っても周囲の人が私の時間を確保してくれることはない、自分で何とかしないといけないと強く実感しました。
幸いにも私の会社は数年で人事異動があり、その部署にすでに5年以上在籍していたため、その後異動となりました。
異動した部署は、前ほど忙しくはなかったのですが、異動して数カ月で、子供ができることがわかり、育休を取得したいとはすぐに言い出せませんでした。
しかし、子供ができるとわかってからそれまで以上に子供の成長を見たいと強く思うようになったため、取得する約4カ月前に、上司に育休を取得したいと伝えました。少し考えこんでいましたが、認めてくれました(男性が育休を取得する文化がまだないため、かなり驚かれました)。
私の場合は、子供ができるとわかってから、より強く一緒に傍で過ごして成長を見たいと思うようになったことから、育休取得を決意しました。
2.育休取得で気を付けたいこと
育休取得にあたり、気を付けたいことがあります。
家族と職場それぞれに影響するので、分けて考える必要があります。
家族
女性が育休を取得せず、男性のみ取得するというのは一般的ではないと思います。
そのためまず妻が望んでいるかどうかが重要です。実際私の周りの女性でも、「近くに実母が住んでおり助けてもらえるし、2人とも育休を取ると収入が減るため、育休は取ってほしくない」という意見もありました。
望んでいない場合、男性が育休を取得しても夫婦間で溝ができ、育児に悪影響を及ぼす可能性があります。
私の場合、幸いにも取得に賛成してくれたので取得できましたが、家族内でよく相談して決める必要があります。日頃の行いも大切で、例えば、日頃から家事をする、可能な限り妊婦検診に一緒に行く、役所などで開催されるパパ講座に積極的に出席し親になる心構えをしておくなど、一緒に育児をしたいと思ってもらえるかが私は一番重要だと感じました。

仕事休みたいだけちゃうん?それなら取らんといてや!

本気で子供の成長みたいねん!日頃の行い見てくれたら本気度わかるはずやで!
職場
私は、これまで欠員がでたときなど結果的にその穴埋めをしてきました。
幸いにも周りもその頑張りを見てくれていたこともあり、同僚は取得に賛成してくれました。
もちろん本心はわかりませんが、自分でもこれまでコツコツ頑張ってきたつもりだったので、取得する後ろめたさは少し和らぎました(それでも後ろめたさはありましたが…)。
長期間育休を取得する上では、上司だけでなく同僚からどう思われるかが気がかりです。
そのため難しいですが「気にせず取得して」と言ってもらえるように日頃からまじめに仕事をしておくことが円滑な育休取得には必要だと実感しました。
3.育休のメリット・デメリット
メリット
- うつ伏せ状態から初めて頭を上げたとき
- 初めて寝返りができたとき
- 初めてつかまり立ちができたとき
これらの瞬間に立ち会えた喜びは一生忘れることのない財産になります。
仕事をしながらの育児だとその瞬間に立ち会うのは難しいと思います。

父ちゃん!ワイ寝返りできたで!この瞬間見てくれたか!?

ハムちゃん!父ちゃんその瞬間見たで!猛烈に感動したわ!大声でたしなんか泣きそうや!
上記に記載した成長の喜びを直接共有できたり、
- ミルクを飲んでくれないとき
- 何をしても泣き止まないとき
- 初めて熱を出したとき
など、夫婦で相談しながら乗り超えることができました。喜びや苦労を共にできたから、今でもあの時はこうだった、と時々振り返りながら2人で当時のことを話すことができます。この経験も一生の財産になります。
デメリット
育児休業中に給与が出る会社は少ないと思います。
雇用保険に加入していて、受給条件を満たしていれば育児休業給付金を受給することができますが、育休開始から6カ月は休業前給与の67%、それ以降は50%の支給(上限あり)なり、収入は減ってしまうため、節約は意識して行う必要があります。
私の場合、お酒の量を減らしたり、スマフォを格安SIMに変えたりとできることから支出を減らす努力をしました。
男性の育休取得はまだ一般的ではなく(特に1年など長期の場合)、周囲の負担も増えるためどう思われるかどうしても気になり、取得することに後ろめたさを感じます。
また復帰後のキャリアに影響しないかどうかも不安になります。
私もまだ職場復帰していないので、やはり不安はあります。
4.まとめ
育休を取得した理由やメリット、デメリットを書いてきましたが、私は育休を取得してよかったと本当に思っています。子供の成長はその時しか見ることができません。
また、育休取得を決意した時、仕事は手段であって決して目的ではないことを改めて意識しました。
育児休業という制度がある以上、自分や家族の幸福につながるのであれば利用を検討する余地はあると思います。職場に負担がかかるのも確かですが、他の人が育休を取得したとき、また何らかの理由で休職したときなど、今後は私がその埋め合わせをしようと考えています。
まだまだ男性が育休を取得するハードルは高いと思いますが、これから育休の取得を考えている方の参考になれば幸いです。